パニック障害との付き合い 5
『病気とうまく付き合う』
という表現を耳にすることがあるけれど、
私はパニック障害になるまで
その言葉の本心が分かっていなかったと思う。
この病気は、薬を飲み始めてから
すぐに効果が現れるわけではないし、
副作用に悩まされたり
合わなければ薬を変えたりすることになる。
私の場合は
電車に乗れるようになるための訓練も必要だ。
もちろん抗不安剤は飲まずに
乗れるようになることが目標。
さらに次の仕事も探したいし、結婚式もあげたい。
だけどとにかく体を直すことが最優先。
元気にならないと1人では何もできないのだ。
そう考えると長い時間が必要になりそうだな…
ということに少しずつ気付き始めていた。
そしてこれがいわゆる『病気とうまく付き合う』
ということの始まりなんだと知った。
治すためには薬が全てではなく
自分の努力が大いに必要になってくる。
ここまではOK、ここからはまだダメだということを
身をもって知っていかなければならない。
怖いけどやらなきゃ始まらないし終わらない。
終わらせるためには
この病気と向き合う必要があるのだ。
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